◇既設モルタル再生工法とは
  従来の老朽化したモルタル・コンクリート吹付け法面の補修技術は、劣化した既設のモルタル・コンクリート吹付けを人力や機械により剥ぎ取り、 既設吹付けと同じモルタル・コンクリートを地山に吹付けし、再構築する工法がとられていた。
 バスク工法は、既設の老朽化したモルタル・コンクリート吹付けを剥ぎ取らずに、 「ガラス短繊維補強セメント及びエマルジョン樹脂による複合材料(バスク)」の材料特性(伸縮性・密着性・接着力の高さ)を活かし、既設モルタル吹付法面上のクラック補修、背面に生じる空洞充填を施し、さらに既設モルタル吹付面全体にバスクを被覆する事により、クラックや剥離、剥落等の劣化進行を防止して、延命を図る補修・保護のリニューアル工法である。
◇既設モルタル再生工法の補修・再生のイメージ図
 バスク工法は、下図のように調査時点において、何らかの理由により、将来的に必要な性能を確保するのが困難と予想される老朽化した吹付けモルタル及びコンクリートに対して、その性能を維持するために取る処置工法である。
 供用開始直後から性能が低下し、設計供用期間内に供用上、必要なレベルを下回ると想定される場合に、下図のAのように1度の対策で、性能を向上させ老朽化した吹付けモルタル及びコンクリートの延命化(再生)を図る工法である。
 
◇特 長     
 既設モルタル再生工法は、伸縮性及び密着性の高いガラス短繊維補強樹脂セメントモルタル(バスク)の材料特性を活かすことにより、工期の短縮、工費の低減そして産業廃棄物の発生抑制を可能にし、さらに耐久性と美観を伴った既設モルタル吹付法面を再生する環境コストの大幅な低減となる工法です。
1.産業廃棄物の問題解消(剥ぎ取りを必要としない・リバンドが極少) 

2. 交通規制が最小限 (大規模な仮設防護柵が不要)

3. 少しの施工ヤードで施工可能 (大規模な吹付プラント等は使用しない)

4. 従来の工法の約53%の工事費 (経済的な工法)

5. 短い工期 (工期の大幅な短縮)

6. CO2排出量の削減 (使用機械が小型のため環境コストが低い)
 施工前             施工完了           施工後10年
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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